今夜も美味しいランデブー
「あ?納野サン?
オハヨウ。
ごめん、起こしてしもた?」
カメラ抱えていつもの笑顔の陶原くん。
「あのっ…、
アタシも…
一緒に行ってもかまへん?」
「かまへんけど…?」
そう言いながら彼はくすくす笑う。
な、なに?
アタシは頭に手を当てる。
わっ!!
アタシ起き抜けそのまんまっ!!
慌てて手ぐしで髪を整え顔を隠す。
「今更遅いって。
行くんやったら早く用意してき?」
「うん…」
アタシは慌てて洗面所へと向かう。