今夜も美味しいランデブー

「あはは、単純やなあ。
でもなに?
仕事でなんややらかしたんか?」


「んー、
仕事ちゃうねんけど」


二次元の話なんかしたら…
っていうか元々の原因はこのひとなんだから。

ま、いっか。

そう思って止めた言葉の続きを話す。


「…なんとなく自分の趣味の仲間が社内でも欲しかってんけど…」


アタシの話を一通り聞いた陶原くんは…
というか話が終わらないうちからくすくすと笑っていた。


そんな可笑しな話でしたか。
はいはい。


でもなぜかアタシは終始ご機嫌だった。


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