今夜も美味しいランデブー
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19時。

少し遅れて指定された難波の店に着くとほとんどの子たちが先に来て楽しそうに食べたり飲んだりしていた。



彼女たちの声も周りの騒ぐ声でほとんど聞こえないくらいに賑やかだ。


お座敷の、
いかにも居酒屋さんってところ。

まあ、
気取った店よりかずっと気楽でいいんだけど。


「スミマセン、
ちょっと遅れました…」


「納野さんっ、ここ!」


そう言われ空いていたところに座る。


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