俺はカノジョが泣くのを3度見た【短編恋愛ショート版】
向井は、演劇部にいるときイガイは、あいかわらず瓶底メガネをしていた。
が、俺の隣に腰をおろすと、そのメガネを丁寧にはずし、胸のポケットにしまった。
「僕、このメガネするのもうやめようと思ってるんです」
「コンタクトのほうがいいかもな…」
俺はテキトーに答えながら、まだ頭はカノジョのことでいっぱいだった。
「ほんとは、度ははいってないんですよ」
「へぇーーそうだったんだー」
「深瀬先輩…」
「向井さーーカノジョのことよく知ってるの?」
「カノジョ?」
「あ、あの山下さん」
「演劇部の先輩としては存じてますが…」
「カノジョのことどう思う?」
「僕は…奴隷的にあつかわれてます」
「はっ、そうだよな。カノジョってぜったいS系だもんな」
俺はハハハっと笑って、なにげなく向井に顔を向けた。
すると、そこに向井の顔のアップがあった。
そして、突然、俺の唇に、柔らかい唇が押し付けられた。
が、俺の隣に腰をおろすと、そのメガネを丁寧にはずし、胸のポケットにしまった。
「僕、このメガネするのもうやめようと思ってるんです」
「コンタクトのほうがいいかもな…」
俺はテキトーに答えながら、まだ頭はカノジョのことでいっぱいだった。
「ほんとは、度ははいってないんですよ」
「へぇーーそうだったんだー」
「深瀬先輩…」
「向井さーーカノジョのことよく知ってるの?」
「カノジョ?」
「あ、あの山下さん」
「演劇部の先輩としては存じてますが…」
「カノジョのことどう思う?」
「僕は…奴隷的にあつかわれてます」
「はっ、そうだよな。カノジョってぜったいS系だもんな」
俺はハハハっと笑って、なにげなく向井に顔を向けた。
すると、そこに向井の顔のアップがあった。
そして、突然、俺の唇に、柔らかい唇が押し付けられた。