俺はカノジョが泣くのを3度見た【短編恋愛ショート版】
6☆悪代官さま
「俺、演劇部やめるから」
教室に誰もいなくなったあと、
俺はカノジョに言った。
「どうしたの?!急に?!」
俺はカノジョから顔をそらし、目をあわせずに言った。
「向井に告白された」
「えっ!!」
カノジョは、唖然として俺の顔を見つめたが、
それでも俺はカノジョの顔を見なかった。
「あの、向井くんって…」
「知ってたんだろ?アイツがマジで生BL男だって。
だから、演劇部であんなことやらせてたんだろ、俺たちに!」
「知らないよ!ぜんぜん…ほんとに…」
カノジョが書いたBL脚本通りに、向井はセリフを言っていたけれど、どうりで演技がうまいはずだ。
「あんなことさせるから、アイツ誤解して、俺はキスされた」
「向井くんとキスしたの!?」
「いきなり奪われたんだよぉぉっ!俺のファーストキス!!」
唇にミントチョコの味がよみがえり、
おもわず頬がカっと熱くなった。
「それで…向井くんとつきあうの?」
教室に誰もいなくなったあと、
俺はカノジョに言った。
「どうしたの?!急に?!」
俺はカノジョから顔をそらし、目をあわせずに言った。
「向井に告白された」
「えっ!!」
カノジョは、唖然として俺の顔を見つめたが、
それでも俺はカノジョの顔を見なかった。
「あの、向井くんって…」
「知ってたんだろ?アイツがマジで生BL男だって。
だから、演劇部であんなことやらせてたんだろ、俺たちに!」
「知らないよ!ぜんぜん…ほんとに…」
カノジョが書いたBL脚本通りに、向井はセリフを言っていたけれど、どうりで演技がうまいはずだ。
「あんなことさせるから、アイツ誤解して、俺はキスされた」
「向井くんとキスしたの!?」
「いきなり奪われたんだよぉぉっ!俺のファーストキス!!」
唇にミントチョコの味がよみがえり、
おもわず頬がカっと熱くなった。
「それで…向井くんとつきあうの?」