俺はカノジョが泣くのを3度見た【短編恋愛ショート版】
頭の中でテゴメにしようとした俺に、現実のカノジョが言った。

「ほんとうに…秘密にしてくれる?」

カノジョは俺の目をまっすぐ見つめた。
今まで見てきたどんなときよりも、真剣なまなざしで…。

「約束は守る」

ドキッとしながら、頭を縦にうなずいた。

すると、カノジョは、テキパキと動きはじめた。
教室のドアと窓、カーテンを閉め切った。
自分の机と俺の机と、ほかにもあわせて4つ机をくっつけた。
それから、上履きをぬいだ。
くっつけた机の上に登る。
四つん這いになる。
Gカップの巨乳は、地球の引力に引き寄せられ、さらにその存在が強調される。
カノジョは、制服の胸のリボンをとった。
その胸元のボタンは、もう今にもはじけとんでしまいそうなほど、乳房で圧迫されている。
そのボタンの苦しさを開放するかのように、胸のボタンをひとつ、ふたつ、とはずした。
純白レースのフリルの縁取があるブラが目の前に現れた。
真ん中に小さなピンク色のリボンもついている。

そして、カノジョは、瞼を閉じて言った。

「して…いいよ」






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