年下彼氏くん
柚さんの帰ってくる姿すら見かけない…。
家に帰ってねぇの…?
考えても不安しか残らない…。
何も考えないで集中してたい…。
もうすぐ上がるって時間に見慣れた二人組。
「いらっしゃいませ…」
「ちゃんとやってんじゃん?」
「まあ一応。てか珍しいっすね」
「可愛い後輩のためにちょっとね〜」
相変わらずな芝先輩とタッチー先輩…。
上がってから飲みに行こうと言われ、やってきた居酒屋。
何回か来たことある店…。
柚さんが酔い潰れて迎えにきたとこか。
「なんでここ?」
「まぁいいじゃねぇか〜」
よくねぇよ…。
柚さんしか思い出さねぇ…。
「ちょい、芝。未成年には酒飲まさんといてや?」
カウンター越しに話し掛けてきた、すげぇ体格のイケメン。
歳は…30代か?