年下彼氏くん
でも連絡が取れなかったらどうしようもなくねぇか…?
探せって?
確かにこのままじゃまずいか…
「ま。それだけだから」
「なんか…すいません…」
「…明日雪でも降るんじゃねぇの?」
「どういう意味っすか」
「初めてお前に謝られた…」
んなわけねぇだろ!
俺をなんだと思ってんだ…。
すぐに帰って行ったふたりに笑えた。
飲みに行こうって、一杯も飲んでねぇし…。
見た目に寄らず後輩想い…。
「ひとりなってしもたんか〜?」
「え〜っと………おっちゃん?」
「もう覚えてくれたんか!若いってえぇなあ〜…」
いやいや…。
おっちゃんも十分若く見える。
歳のわりにイイ男過ぎるだろ…。
「悩める少年にアドバイス。『好きなもんは好き』やで?」
「…?…はぁ…」
「せやから〜、好きなもんを嫌いになれ〜ゆわれても無理やろ?」
やたらと語るおっちゃん。