年下彼氏くん


柚さんに連れられてきたところは、この間のレストラン。


なんでここ?


「なんで今からメシ?」

「いいからいいから♪」

「そんなことより俺、したいことあんだけど…」

「ばっ…馬鹿!なんでそういうことを平気でっ…」


赤くなってる柚さんが可愛い…。


またこうやって笑いあえて良かった。


するとガチャっと開いた店のドア。


「親父…、母ちゃんまで…」

「悠斗…」

「なんでここに……あ…」


さっきの電話の相手って親父だったわけ?


隣でニコニコしてる柚さんに、はぁ…とこぼれるため息。


殴られてから一言も会話もねぇままだったから、若干気まずい…。


でもそんな俺をよそにぺらぺらと話し出す両親…。


「これで柚ちゃんはあたしたちの娘ね〜♪」

「そんな〜!やっぱり梨子さん大好き!」

「可愛い〜!」


全く意味がわかんねぇんだけど…。








< 109 / 181 >

この作品をシェア

pagetop