年下彼氏くん
柚さんに連れられてきたところは、この間のレストラン。
なんでここ?
「なんで今からメシ?」
「いいからいいから♪」
「そんなことより俺、したいことあんだけど…」
「ばっ…馬鹿!なんでそういうことを平気でっ…」
赤くなってる柚さんが可愛い…。
またこうやって笑いあえて良かった。
するとガチャっと開いた店のドア。
「親父…、母ちゃんまで…」
「悠斗…」
「なんでここに……あ…」
さっきの電話の相手って親父だったわけ?
隣でニコニコしてる柚さんに、はぁ…とこぼれるため息。
殴られてから一言も会話もねぇままだったから、若干気まずい…。
でもそんな俺をよそにぺらぺらと話し出す両親…。
「これで柚ちゃんはあたしたちの娘ね〜♪」
「そんな〜!やっぱり梨子さん大好き!」
「可愛い〜!」
全く意味がわかんねぇんだけど…。