年下彼氏くん
「変わんねぇな〜」
「ん?何が〜?」
「柚さんの猫舌。ガキみてぇ〜」
「どーせガキだもん…」
「拗ねんなって」
ふんっだ…。
あたしだって好きでガキくさいわけじゃないんだから…。
「そんな柚さんがいいんだって」
「えっ?」
「なんでもねぇ…俺メシ作るから風呂入ってくれば?」
「あっ…はい…」
顔を背けてキッチンに行った悠。
一瞬見えた赤い顔にキュンキュン…。
『そんな柚さんがいいんだって』
一言がこんなにも嬉しい…。
ニヤニヤしながら入った悠の家のお風呂。
相変わらずおっきい…。
上がってから、悠の作ってくれたオムライスを食べた。
「あたしが作るのより美味しい…」
「んなことねぇって。」
なんでも出来ちゃう憎い男…。
悠がお風呂に入ってるうちに食器を洗った。