年下彼氏くん
カウントダウン
*悠斗side*
やっと戻った日常。
1ヶ月は長かった…。
クリスマスは結局、家でまったり過ごした。
なんかそういう空気だったから。
そして今日の年越しは神社で柚さんと…。
「さむ…」
「悠って寒がりなんだね〜?」
「柚さんの手あったけぇ…」
「なっ…何言ってるの…!」
バカップルってな…。
わかってる。
こんくらいしたってバチあたんねぇだろ。
柚さんの手をひいて、広い神社をゆっくり進んだ。
「悠斗じゃね?」
聞いたことのある声に振り向くと、そこにいたのは京汰と留衣。
仲良く手なんか繋いで。
「柚乃さん、私たち付き合うことになったの!」
「でも…あの…」
「あの時はきついこと言ってごめんなさい。私今超幸せだから!だから私のことは気にしないで下さいね?」
全く話についていけねぇ…。
何で留衣が柚さんを知ってて…
柚さんも留衣を知ってんだ?