年下彼氏くん
「あ。タコ焼き売ってるよ!」
「すげぇ人…」
「ほんと…行列だ…」
「食いたいの?」
「…いいよっ!悠並ぶの嫌いでしょ?」
分かってねぇよな〜…
柚さんのためだったらなんでも出来るっつーのに…。
軽く壊れちまってる。
隣でごめんねを連呼する柚さんの唇を一瞬塞いだ。
口をパクパクしてる柚さん。
「ひっ…人前で〜…」
「ははっ、顔あけぇ〜」
幸せってこういうことか。
てか、さすがに年越し…人多過ぎ。
タコ焼き買うのにこんな行列って。
「柚さん、俺買ってくるからあそこのイス座っとけば?」
「や…あたしも一緒に並ぶよ?」
もう既に足いてぇくせに?
そんな高いヒールでよく歩けるよな…。
無理矢理イスに座らせ、列に戻った。
20分くらい並んで、やっと買えたタコ焼きを持って柚さんの元へ…。
近付くと柚さんの周りに男4人…。