年下彼氏くん
「どうやって知り合ったの?」
「俺のバイト先に柚さんが来て…」
とりあえず話してみた。
嘘はつきたくねぇからな。
コップをぐるぐる回してるお兄さんらしき人と
俯いてる父親…。
話したあとピリピリした中、この人だけは終始ニコニコで…
「悠斗くん…?だっけ?すごい積極的〜!アドレス買いた紙渡すなんてやば〜い!」
母親空気を読んでくれ…。
そんなとき口を開いたのはお兄さん。
「お前…本気か?」
「俺には柚さんしかいないと…真剣に思ってます。」
「はぁ…俺、柚乃のこと死ぬほど心配してんだけど…お前は死んでも柚乃を守れるか?」
お兄さんの本気の目…。
どれだけ柚さんを大切に思ってるかが分かる…。
でも俺だって負けてらんねぇんだ。
「俺の命を捨ててでも…柚さんを守ります。そのくらいの覚悟は出来てます。」
俺がこんなこと言うなんてな…。
でもそれくらい柚さんが大切だから。