年下彼氏くん
ふたりでいつものトンカツ定食を食べる…。
この時点でダメだよね。
「先輩はいいですよね〜…私も彼氏欲しい…」
ちょっと気がきつそうな顔の優梨。
中身も可愛いのに何故か彼氏がいないんだよね。
「優梨の理想は〜?」
「う〜ん…筋肉質で〜俺について来い!みたいな。重いもの持ったときに出る血管とか…あっ…顔が濃かったらもっといいかな?」
「マニアック…」
「だから彼氏出来ないんですよ〜」
分かった気がする…。
血管…
優梨怖い…。
筋肉質で顔が濃い人…
「いた…」
「何ですか?」
「いたよ、優梨!筋肉質で顔が濃いイケメン!」
「はい!?」
なぁんだ、すぐ近くにいるじゃん。
仕事を終え、優梨を連れていつもの居酒屋へ。
多分大丈夫だと思う…。