年下彼氏くん
やっぱりココ
*悠斗side*
聞き慣れた声に振り向くとやっぱり柚さん…。
なんか…超可愛くなった。
「悠〜っ…」
飛びついてきた柚さんを優しく抱きしめる。
泣いちゃってるし…。
俺まで泣きそう。
久々の柚さんの匂い…。
「柚さんこっち向いて?」
「ゆうっ…ん…ちょっ…んっ…」
やっぱ柚さんとのキスって好き。
人目も気にせず思いっきりキスしてやった。
もっと拒否されんのかと思ったら、ぎゅって…
寂しい想いさせてんだよな?
ごめん、柚さん…。
あと一年で帰ってこれるから…。
「あの〜…もしも〜し…?」
あ…コイツ忘れてた…。
マイクに気付いた柚さんの手が俺の腕から離れる。
「柚乃可愛いね〜!予想以上…」
柚さんの頭に触れようとした手を阻止した。
「ちょっとぐらいよくね?」
「馬鹿かお前は…」
油断も隙もあったもんじゃねぇ…。