年下彼氏くん
*悠斗side*
はぁ〜…。
学校ってめんどくせぇ…。
「悠斗くーん!!」
「きゃーっ!!こっち向いた〜!」
ほら。これ。
朝一から騒がれる俺の身にもなってほしい…。
俺はアイドルか…って。
靴箱を開けた瞬間、「ドサッ」と落ちる手紙達。
『放課後、屋上で待ってます。』って…。
まぁ行かねーんだけど。
毎朝疲れる。
教室に入れば女子達に絡まれる。
だから俺はあえて朝一のホームルーム中に入る。
そしたら誰にも話しかけられねぇから。
時間でも潰そうとやってきた屋上。
先客か…っつっても俺のダチ。
「おーす。」
「悠斗じゃん。また時間潰し?モテる男はいいね〜。」
「うっせぇ。どうせ京汰もだろ?」
「まあね〜…。」
「「はあ〜…」」
ふたりでため息
京汰とはガキの頃からの友達。
なんでも言い合える…。