年下彼氏くん
「ちょっと待っててっ!」
そう言うと、アイスの所まで走って行った柚さん。
「はい。一円貸してくれてありがと〜♪」
「?…なんで5個?」
「あの子達、悠のこと待ってるんでしょ?一緒に食べて!」
あぁ…もう。
こういうとこが好き。
でも…もう会う理由が無くなるわけか…。
「じゃ。あたしはお邪魔みたいなので…」
「柚さん!」
とっさに呼び止めてしまった…。
「次は俺がメシおごるから、連絡してもいいっすか…?」
「あたしは良いけど…悠はいいの?」
「余裕〜」
するとすごい笑顔で
「そかそか♪じゃ、待ってるね?」
って…。
そんな顔されたら期待してしまう。
柚さんは俺のことどう思ってんの?って…。
「あ!俺基本、メールしないんすよ」
「うん?」
「電話とかでも平気?」
「大丈夫!じゃねっ!!」
「気をつけてくださいね〜」
そそくさと帰ってしまった柚さん…。