年下彼氏くん
繋がる気持ち
*柚乃side*
「よかったじゃない!!大進歩!」
「うん〜♪」
お昼休み、莉華に昨日の話をしたらすごく喜んでくれた。
昨日はすぐ帰っちゃったんだよね〜…。
すごくいかつい感じの人たちが溜まってたから…。
でも帰り道に『頑張って!』って言われた。
あたしってそんなにわかりやすい?!………のか。
だって好きなんだもん!
「告っちゃえば?」
「……えぇ?!」
「なんで?彼女になりたい!とか思わないの?」
意味わかんない…とでも言うかのように聞いてくる莉華。
「や…向こうは多分、そんな気全然ないんじゃないかな…」
「わかんないじゃない」
いやいや、わかるよ〜
昨日会ったばっかりなのに、既に悠に会いたい…。
その時、あたしと莉華のところにやってきた真鍋さん。
「莉華ちゃん、柚乃ちゃん今日こそは飲みに行かない?」
「「行きません」」
「きっつ〜!!」
「あはは。他にもいっぱいいるでしょう?」
「莉華ちゃん、きっぱり言うよね〜…」