年下彼氏くん
「動揺してる〜!」
「してないっ!」
「真鍋さんが言ってたこと。気にしてるんでしょ?」
「…っ…んなわけないでしょ?!」
「わかりやすいね、莉華って♪」
「……柚乃のくせにぃ〜…」
赤い顔の莉華が可愛い…。
まだまだ脈ありみたいだよ?真鍋さん。
「飲みに行きなよ♪」
「向こうはただの遊び相手が欲しいんでしょ〜」
いじけちゃって。
時間の問題かな??
仕事が終わって家に帰ろうといつもの道を通っていたら
嫌な気配…。
免許を持ってないからいつも駅から家までは歩き。
近道しようとして暗い路地裏を通ったのが間違いだった…。
どうしよう…段々怖くなってきた…。
明らかにつけられてる。
少し小走りすると、後ろからも同じ様な足音。
段々近付く足音に震えが止まらない。
やだ…怖いよ…
その時、ふと頭によぎったのはやっぱり悠の顔で。
「……っ…悠!助けて!!」