年下彼氏くん
「すぐ行くから!!待っててくんねぇっすか?!」
『はいはーい♪』
電話を切ってフルダッシュ…。
実は俺ん家から柚さん家までって10分くらいで着く…。
待ち合わせの公園が見えたその時、
「ね〜君、超可愛くない?」
「ちょっ…離して…」
「俺らと遊ぼうよ〜」
「や…やだぁ…」
見事に絡まれてる柚さん。
二人組の男か。
なんとか…なるだろ。
「柚さん。悪い、待たせた。」
「悠っ…」
「なんだ男連れかよ〜…って悠斗?!」
「…芝先輩!?…タッチー先輩まで!」
まさかの去年卒業した先輩達。
いろいろ可愛がってもらってたんだっけ…。
良いことも悪いことも、この人たちから学んだ。
「悠…?」
「あっ…柚さんマジごめん。」
ビックリしてる柚さんの肩を、そっと抱き寄せた。