年下彼氏くん
「あれ〜柚乃ちゃん、まだ残ってたの〜?」
「真鍋さん!…えっ!?今何時?!」
真鍋さんって最後のカギ担当じゃ…!
ガバッと時計を見ると、もう7時はん…。
そう。あたしの悪いくせ。
熱中すると周りが見えなくなるの…。
「ははっ!歓迎会始まってるね〜」
「ほんと…あたしって馬鹿です。」
「そんな柚乃ちゃんが可愛いんだと思うけどね〜?」
そんな笑顔で言われたら、普通の女の子ならイチコロだろうな〜…。
真鍋さんは顔はカッコイイのにチャラいって有名。
常に誰かを口説いてるイメージ…。
「あたしも行こっと…」
「はははは…、参ったな〜…」
逃げるが勝ち!!
そして逃げるように着いた居酒屋。
す…すごい盛り上がり…。
今年もみんな元気だな〜…。
「ゆ〜ず〜の〜…」
後ろから抱き着いてきた莉華。
「酔いすぎだし…。もう…」
ふと前を見ると真鍋さん。
やっぱり別の女の子を口説いてる…。
ある意味すごいね…。