年下彼氏くん
急いで向かった屋上。
寝そべってる茶色い頭…。
「悠……?」
「…………………」
寝てる…。
ほんとに綺麗な顔…。
女装したらあたしなんかより絶対綺麗。
寝てる悠にそっとキスを落とした…。
「柚さん…」
「起きた?…んっ?!」
頭を押さえ付けられてされたキス。
だんだん深くなってくる…。
「悠っ…っ…、誰かに見られたらっ…ん…」
「見せつけてやれ…」
悠の馬鹿…。
やっぱり悠とのキスは好き。
首筋に降りてきた悠の顔…。
「くすぐったいよ…いたっ…」
「柚さんは俺んだろ?」
「悠…?」
「…………」
もしかして…。
ううん。もしかしなくてもわかる。
「妬いてる…?」
「うっせぇってば」
すぐに悠の香りに包まれた…。
「悠…?」