年下彼氏くん
「や?来てねぇけど…」
「…ま、いいか」
来てない…よね?
「早くクラス行けよ〜」
「はいはい…柚さんも行こ。」
「おいおい〜どんなけベッタリ?」
「ナンパでもされたら困るし」
繋がれた手が熱い…。
あたしナンパなんてされないよ?
悠の心配性…。
悠に連れられさっきのホストクラブ?へやってきた。
着替えてくるから待っててと言われたものの…。
みなさんからの視線が痛い。
多分、悠の彼女だってバレちゃってるもん。
「あの…」
「はいっ?!」
後ろを振り向いたら、可愛らしい女の子。
「悠斗と付き合ってるってほんとですか…?」
これは…Yesと答えていいのかな?
いやいや。彼女だからいいよね?!
「あ…はいっ…ほんと♪」
「そうですか…いつから?」
「今日で半年!悠は覚えてないみたいだけどね〜…」
するとふっ…と笑った女の子。
「悠斗鈍感ですもんね〜…昔からですよ?」
「そ…そうなんだ〜!」
「昔から鈍感で。迷惑かけてないですか?悠斗が…」
「ははっ…」
なんかこの子ヤダ…。
一言一言にとげがある。