年下彼氏くん
*悠斗side*
ヤバいヤバいヤバいヤバい!!
考えろ俺!
なんで半年の記念日忘れてたんだよ…。
俺のバカ…。
しかも留衣に言われて思い出した。
てか今日バイトじゃね?
それはまずい。
「京汰!なんでもおごるから今日バイト頼んだ!」
『はあ?…おい悠斗…っ』
悪い京汰…!!
もうそこからは脳みそフル回転。
とりあえず柚さんを送って自分ん家に帰ってきた。
どうしたらいい…?
何したら喜ぶ…?
あぁぁあああ!!
わっかんねぇ〜…。
柚さんが喜びそうなこと…。
あ…。
ケータイを手にとってある人に電話をかける。
『んだよ悠斗…。俺今忙しい…』
「もしもし芝先輩?!今から行くんで!」
『……はぁっ!?ちょっ…意味わかんね…』
ブチっと切った電話。
そして10分後…。
不機嫌むき出しの芝先輩。
「お前殺されてぇのか…」
「まっ…まあまあ…」
「黙れ」
「いっ…てぇ〜!!!」
この人結構本気で殴ったぞ!?