年下彼氏くん
まあ細かいことは気にしないんだけど…。
クローゼットから新しい服を出して着替えた。
ささっと眉毛を書いて化粧をして…
リビングの扉を開けた。
「なっ…なにこれ…」
「ははっ、ビックリしてるし」
そんなの、ビックリするに決まってる…。
机の上にはものすごい大きさの真っ白なケーキ。
「ホントは昨日のつもりだったんだけど。一日遅れの半年記念ってことで…」
うれしいよ…。
上の方に“柚乃×悠斗”って書いてある…。
涙でケーキがまともに見えない…
「あたしっ…何も用意してないっ…」
「もう貰ったからいい…」
ぐいっと引き寄せられた。
「え…?」
「言わせんな、バカ…」
悠…。
「でもなんでこのケーキなの…?悠、生クリーム駄目でしょう?」
「柚さんが1番好きなケーキじゃねぇの?」