年下彼氏くん
卒業したらロサンゼルスに行って勉強しろって言われてきた。
無理に決まってる。
柚さんどうすんだって話…。
「お前の学力なら大丈夫なんじゃね?」
「そういう問題じゃねぇんだって〜」
「神谷?」
核心をついてきた高先にビックリ…。
さすが生徒人気No.1…。
「柚さんおいて行けるわけねぇし。」
「ならそう言えばいいだろ」
「んな簡単に…」
「懇談でこっち来てる時に会わせりゃよくね?」
柚さんと親父たちを?
…アリかも。
紹介したいとは思ってたし。
良い機会…か…。
「サンキュー高先。名案だ」
「世話のかかるガキ…」
「じゃ、よろしく」
「はいはい」
だるそうにタバコを吸い出した高先。
なんつーか…イケメン。
教師が職員室でタバコはねぇだろ…。
そんな高先に礼を言って職員室を出た。