年下彼氏くん
向かった先はみんながいる屋上。
話の流れはやっぱり進路に…。
「秀はどうすんだ?」
「僕は専門学校行って保育士にでもなるよ〜」
わかる気がする…。
秀は根っから優しいやつだから。
「俺は頭ないから親父の仕事継ぐかな〜」
「圭介の親父さんって大工だったっけか?」
「そ。馬鹿だから行くとこないし!」
圭介…
そこは否定しねぇよ。
「勝人は?やっぱ弁護士?」
「そうですね。うちは弁護士一家なので。」
やっぱり継ぐもんなのか?
俺にはわかんねぇ…。
「京汰は…大学か」
「まあな〜。教師目標だから」
結局決まってねぇのは俺だけ。
考えても答えは出ない…。
家に帰って電話を掛けた。