年下彼氏くん
*柚乃side*
ついに来てしまった…この日が!
そう。今日は悠の両親と会う日…。
どうやら明日が学校の面談らしくて、先にあたしと…ってことになったみたい。
朝から緊張しっぱなしのあたし…。
「緊張しすぎだし」
「莉華…あたし行くのやめよっかな…」
彼氏の親っていうのが初めてで何をどうしたらいいのか分からず…。
結局莉華に家まで来てもらって、化粧も洋服も少し上品な感じにしてもらった。
「今更何言ってんの馬鹿。ほら時間だよ!」
「莉華〜…慰めてね…」
「分かったから…ほら早く行きな?」
「行ってきます…」
莉華に背中を押され、着いたところは…
なにやら一流レストラン…。
さすが悠。
やっぱりお金持ちなんじゃん。
そりゃそうだよね…。
なんたってロサンゼルスだもん。
「ははっ!柚さんはや…」
後ろから聞こえた聞き覚えのある声。