年下彼氏くん
「こんなこと言いたくねぇけど…お前がこっちに来ねぇなら、俺は認めねぇ…」
「あ?」
「あたしもよ、悠斗。」
「俺は「行かせます」
悠の言葉を遮って入った。
「柚さん…?」
「悠、行かなきゃダメなんだよ。長男が継がないで誰が継ぐの?」
「んだよそれ…柚さんは平気なわけ?」
何も言えない…。
平気なわけないもん。
離れたくないに決まってる…。
「悪い。俺行くわ。」
「悠斗?!待ちなさい!」
「意味わかんねぇ…」
「悠…」
店を出て行ってしまった悠。
悠のあんな表情初めて見た…。
怒ってるんだけど…
悲しい目をしてた。
「柚乃さんは……どう思う?」
「あたしは………お父様やお母様の気持ちはすごく分かります…悠はロサンゼルスに行くべきです。」
「あなたはそれでいいの…?」
申し訳なさそうな表情のお母様。