年下彼氏くん
悠と連絡を取らなくなって一週間ちょっと。
既にキツイよ…。
何もしたくない。
悠に会いたい…。
声が聞きたい…。
莉華といつもの居酒屋で飲んでても、思い出すのは悠の笑顔。
「柚乃、大丈夫…?」
「何が〜?大丈夫だよ?」
「……………」
気使わせてるよね…。
わかってる。
「あたしもう帰んなきゃだけど…柚乃どうする?」
「あたしは…まだ居る…」
「酔い潰れた〜とかなしよ?」
「ん…」
多分真鍋さんと会うんだろうな…。
あたしがこんなことになっちゃったから、言いにくいのかもしれない。
莉華が帰った後、別にお酒を飲むわけでもなくカウンターでぼーっとしてた。
「お。今日はまだ一人で飲むん?」
「おっちゃん…」
おっちゃんっていうのは、この店の店長さん。
関西から来たらしく、すごくイケメンなゴリマッチョ…。