年下彼氏くん


泣くつもりなんてなかったのに…。


気がつけばどんどん溢れる涙。


悠に会いたいよ…。


目の前でおろおろしてるふたり。


「柚乃ちゃん…」

「…っ…ごめっ…」

「俺らは柚乃ちゃんと悠斗の味方だから…」


ふたりともありがとう…。


少し情緒不安定なのかもしれない。


しばらく芝くんとタッチーくんの前で泣いた。


何してるんだろうね…ほんと。


「今日柚乃ちゃんと会ったことは…」

「言わないで?」

「でも…」

「これでいいの。あたしが悠のことを好きな気持ちは変わらないから…」


なんでこんなに好きなんだろうってくらい好き…。


しかも見かけに寄らず、心配性なふたりに笑いそうになる。


いつのまにか涙も止まってて…


明日からも頑張ろう、そう思えたんだ。









< 96 / 181 >

この作品をシェア

pagetop