年下彼氏くん
泣くつもりなんてなかったのに…。
気がつけばどんどん溢れる涙。
悠に会いたいよ…。
目の前でおろおろしてるふたり。
「柚乃ちゃん…」
「…っ…ごめっ…」
「俺らは柚乃ちゃんと悠斗の味方だから…」
ふたりともありがとう…。
少し情緒不安定なのかもしれない。
しばらく芝くんとタッチーくんの前で泣いた。
何してるんだろうね…ほんと。
「今日柚乃ちゃんと会ったことは…」
「言わないで?」
「でも…」
「これでいいの。あたしが悠のことを好きな気持ちは変わらないから…」
なんでこんなに好きなんだろうってくらい好き…。
しかも見かけに寄らず、心配性なふたりに笑いそうになる。
いつのまにか涙も止まってて…
明日からも頑張ろう、そう思えたんだ。