だって君が好きだから、
「え?」


私の言葉を遮ったりゅうき君。


「ほんとに、セナには迷惑かけられまくり」


「…ごめんな…


「全部いいよいいよって言って、買えないくらいお菓子買って、」


「…、」


「牛乳パックサイズのジュース買うし」


「…」


「子供に叩かれたり蹴られたりして、本気で泣きそうになってるし、」


「…っ」


「子供追いかけて、滑って転んでるし、」


「…。」


「子供と一緒の時間に寝ちゃうし、」


「……」
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