だって君が好きだから、
『んー、3万』


…!!!


平然とした口調で答える弟に、思わず人参を落としかけた。



「さ、3万円?!」



そんな大金…


『いーじゃん、貸すだけだし?すぐ返すって』



そっか…
貸すだけだもんね、


いや、別に私のお金なくなるから、とかそういう問題じゃなくて…


結局は、なお君が、自分で返すんだし…


いいのかな?


おねーちゃんに、そんな事言ったら、なお君の首しめそう…


まぁ、私がいいんだし…


いいか、



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