だって君が好きだから、
「わ、わかった、貸すだけだからね」


私は人参をカウンターに置いて、


財布がおいてあるところにしぶしぶ向かう。


まさか、なお君が…


あんないい子だったのに…

ん?
いい子だったかな?

少なくともおねーちゃんよりは、


いい人だったのに…


弟にお金を貸すなんて変な感じ。


私は、財布を開いた。


すると、


『はい、終了ー』



……??
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