だって君が好きだから、
「な、なによぉ」



私はビビりながらなお君を少し睨む。


怒ってるんだからね、

少しだけ…


『セナはさ、甘すぎるんだって』


「……?」


甘い?


『今まで俺にダメって言った事ある?』


「…」


『なんでも、いいよいいよって言ってさ、ダメって本気で怒った事ある?』


「…」


『イヤだって本気で怒った事、ある?』


「…」



< 134 / 289 >

この作品をシェア

pagetop