だって君が好きだから、
『そう、セナの彼氏のりゅうき君。ついに、30人越え。』


「何が30人越え?」


そう聞くと、ダメだこいつ…と、頭をブンブン振るなお君。


「まさか…、」


『そう、そのまさか』


「りゅうき君、そんなに怒ったの?!」


『は…?』


こいつ何言ってんの、みたいな目で見てくる。


「だって、りゅうき君、最近いらいらしてたし、」



『…』


「そんなに、たくさんの生徒さんを怒ったなんて…」


『…』
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