だって君が好きだから、
「……」


『男がどうやって浮気をするのか、』


ガタガタっ―――


「おわっ、」


私は、貴子の言葉に驚いてずるっと椅子から落ちてしまった。


き、聞いてたわけじゃないよ!

仕事に集中してたんだけどっ、
なんでか耳に…


『ん?どーしたセナ?仕事中だぞ?』


貴子は、鼻でふんっと笑った。
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