だって君が好きだから、
なんで、何も言わないのですか?


バイバイ、とかあるでしょ。


無言で、じっと私を見つめるりゅうき君。


その綺麗な顔をずっと見ているとだんだん恥ずかしくなってきた。


「かかか、帰る!」


真っ赤になる頬を抑え叫ぶようにして、扉に手をかけた。


すると、


「悪かった…」



……?

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