だって君が好きだから、
「…ごめんなさい、りゅうき君、帰るとか言ってゴメンね」


「…?あぁ、別にいーけど、膝痛いんだろ?座っとけ」


「んーん、カレー作ってくる」

私は、キッチンへ向かう。


「江崎君も良かったら、どうぞ」


『まぢ?!ありがとーって、りゅうき睨むな』


私は、2人のそんな仲良し会話を聞きながら、人参の続きを切り始めた。


りゅうき君、本当にすみません。



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