だって君が好きだから、
女の子は、おしゃべり好きなんです
――――――…
『グスっ…純粋だねっ純だねっ!…グスっ…セナ、あんたよく頑張ったね!』
「あ、浅川センパイ大袈裟ですっ!私、なんにもしてないです…」
私の話をいつの間にか聞いていたセンパイが本気で泣いてしまった。
『でも、なんか、りゅうきさんってやっぱりかっこいいんだね〜』
『うんうん』
『セナもよく頑張ったね〜』
私、なんにもしてないけどなぁ…
『運命的っ!』
「は、はぁ…」
『で?それからどうなって、晴れて2人は恋人同士に…?結局、連絡先知れたんでしょ?』
「そ、れは…っ」
『みんなぁ!やばーいよぉ!もうお昼終わる!!』
そんな声が、どこかで聞こえ、みんな焦ってランチボックスを片付ける。
その続き…は、
まだ、秘密ですっ