だって君が好きだから、
*第4話*

特別な日だからです。Ⅰ

「…。」


「(…すごく、視線を感じる)」


いや、実際に、りゅうき君はこっちを見ている。


感じるどころか、
痛いくらいに視線が突き刺さる。


今日はあえて何も言わない。


りゅうき君から、聞いてくるのを待ってみよう。




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