だって君が好きだから、
「こいつ、アルコール飲まないんで」


彼女の後ろから声が聞こえた。


腰を引き寄せ、俺を威嚇するように睨むそいつ。


もしかしたら…
いや、もしかしなくても。


こいつが、


「りゅうき、君



りゅうきと呼ばれたその男。




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