だって君が好きだから、
「…っ、」


「おいで」


りゅうき君が手を広げたから、私は大きな胸の中に飛びこんだ。


「…うっ、うぅ、りゅうき君の馬鹿!」


「…なんで?」


「そんなに、上手に、ひっく、英語教えないで、」


「…ん?」


「え、恵美…ちゃんと仲よくしないでっっ!」


泣きながら、叫ぶようにしてりゅうき君に思いを吐いた。


もう、止まんない…よ、
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