だって君が好きだから、
「、…あぁ、あれか」


りゅうき君は、ボソッと呟いた。


「読んだの?」


「ひっく、紅茶こぼしちゃって…、そしたら手紙濡れちゃって、…」


「中身、見えたの?」


私はコクコクと頷く。


「セナっぽいね…」


りゅうき君がふっと笑った。


「ご、めんな、さい…」


やっぱり勝手に見てしまった事はいけないので、素直に謝った。

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