だって君が好きだから、
「ただの軽い気持ちだよ」


「…っ違うよ!」


私はさっきより大きな声で叫んでしまった。

りゅうき君は、驚いて目を見開いている。


「恵美、ちゃんは本気だよ!だって、私が恵美ちゃんだったら、絶対同じ事してるもん!」


それだけは、言える。


文字から、
文章から、

恵美ちゃんの好きって気持ちが伝わってくる。



私と、似てる。

私もりゅうき君が大好きだから、

きっと恵美ちゃんもりゅうき君が大好きなんだ。
< 89 / 289 >

この作品をシェア

pagetop