だって君が好きだから、
「セナ」


りゅうき君は、ギューっ強く、私を抱きしめた。


「りゅうき君、そんなカッコイイ顔しないでよ…」


りゅうき君が、そんな格好よくなかったら、

私以外の人なんて寄ってこないのに…


いや、違うか、


きっと、りゅうき君は、優しいから

どんだけ、格好悪くても、私が好きになるように、


恵美ちゃんとか、みんなが、りゅうき君を好きになるんだ。


私、以外、りゅうき君のいいところなんて知らなければいいのに、
< 90 / 289 >

この作品をシェア

pagetop