Real [短編]
第一章
偽者
「はぁ・・」
毎日のように行く屋上で
ため息をついているのは、俺。
変わらない日常にうんざりしている訳でも、
毎日が楽しすぎて疲れている訳でもない。
顔を上げると、
うざいくらいに真っ青な空が広がっている。
俺の心もこんなに広くて透き通っていれば、
ため息しか出ないこのカラダも、
全身を使って一生懸命笑うことが
できるのかもしれない・・・
毎日のように行く屋上で
ため息をついているのは、俺。
変わらない日常にうんざりしている訳でも、
毎日が楽しすぎて疲れている訳でもない。
顔を上げると、
うざいくらいに真っ青な空が広がっている。
俺の心もこんなに広くて透き通っていれば、
ため息しか出ないこのカラダも、
全身を使って一生懸命笑うことが
できるのかもしれない・・・