十字架に愛を



置いてきちゃったことを、今さら思い出す。



怖いのに、私は琉でいっぱいだ。



「私は、琉が好きなの。」


私は藤堂くんに告げた。


「そう、なんだ…。」


藤堂くんは落胆したように呟く。



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