十字架に愛を



声が震えた。


「何だよ、それっ。」


藤堂くんが立ち上がる。


「政っ…。


じゃあ雨宮の祖先は…雨の宮だね。」


そんなとこまで知ってるのか。


私は頷くことしかできない。



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