私の恋2
だって 一緒に歌うんだよ?
だから自分でも分かりやすいと思うけど
一気にテンションが下がっちゃって。

音楽から戻って来てすぐに昼の練習に行った。

そして 5時間目
授業を受ける前
私の背中を軽く叩く手があった。
後ろの席の子で
名前は月子。
「愛ちゃん元気ない?」
私 バレんのはやっ!!
「うん。ちょっと・・・疲れた、かな。」
まぁ 精神的に。
「へぇ、大変やなー部活。」

あ ゴメン 月ちゃん。

「今回は部活ちゃうねん。」

「あ、そうなん?なんかあったら言ってなー。」

なんて 良い子なんだろ!
月ちゃん最高!!!


私も いつまでもくよくよしたら
ダメって分かってるのに。


まだ ・・・
ダメだな。


部活に行くと
縁結びのお守りが
切れていた。


何?
叶わないって事なの?
私は こーちゃんを
好きでいちゃいけないの?



そこにお守りがあるはずだった。
そのカバンをみて

小さく ため息をついた。



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